“自然光が多い=正解”じゃない」——あえて“暗さ”を設計する理由
明るければ明るいほど良い?
「自然光をたくさん入れたい」
「日当たりのいい家にしたい」
それは多くの方が家づくりで口にする希望です。
でも、本当に“光が多ければ良い”のでしょうか?
光には“強さ”だけでなく“質”がある
私たちの住宅設計では、
ただ明るいだけでなく、“陰影のある光”を大切にします。
一日中直射日光が入るより、時間帯で変化する光
強すぎる光より、“やわらかくにじむ光”
明るさより、“影のグラデーション”が落ち着きを生む
陰影があるからこそ、光が“美しく感じられる”のです。
“暗さ”をデザインするという発想
完全な明るさではなく、
あえて“暗さを取り入れる”ことで豊かな空間が生まれます。
薄暗い玄関から、明るいリビングへと導く構成
窓のない廊下に間接照明を入れて“静けさ”を演出
書斎や瞑想スペースに光を遮ることで“集中”や“落ち着き”を
これらは、東京オフィスでも設計方針として重視しているテーマです。
店舗設計でも“暗さ”がブランドになる
店舗デザインでは、
“照度を落とす”ことで記憶に残る空間がつくれます。
明るい外から暗い店内に入ることで、異空間感を演出
商品にだけ光を当て、集中させるディスプレイ手法
あえて奥を見せず、**“光に誘われる動線”**をつくる
明るさを均質にせず、“照明を操作する”という視点が、空間体験を変えます。
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