素材の表情”がまちの時間をつくる
新しさより、「育つ建築」を選ぶ
私たちはつい、建物を完成した瞬間が「最も美しい」と考えがちです。
でも本当に美しいのは、時間とともに変化しながら馴染んでいく建築ではないでしょうか。
風雨にさらされた木材、色あせた金属、ツヤを増す左官壁。
そうした素材の経年変化がまちの風景を豊かにしていきます。
素材を“選ぶ”というデザイン
私たちは住宅設計や店舗づくりにおいて、
「完成時の見た目」よりも、使い込まれた先の美しさを大切にしています。
時間とともに質感が深まる無垢材や真鍮
汚れや風化を“味”に変える焼杉や左官仕上げ
自然光で濃淡が変わる塗装やタイル
こうした選択は、まちとともに変わっていく建築をつくるためのものです。
経年変化がまちのリズムになる
いつまでもピカピカの建物が並ぶより、
素材それぞれの“年の取り方”が違う街の方が、
時間のレイヤーが感じられて、深みがあると思うのです。
その違いが、
歩く速度をゆるめ、立ち止まる気持ちを生み出します。
「劣化」ではなく「成熟」としての素材選び
建築における素材の選択は、
時間の受け止め方そのものでもあります。
経年を楽しめる設計は、
まちに対してやさしい時間の重ね方を提案すること。
私たちはこれからも、
そんな「育つ建築」をまちに届けていきたいと思っています。
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