土間”は過去の遺物ではない」——再評価される“にじむ空間”の可能性


なぜ今、土間なのか?

現代建築で“土間”という言葉を聞くと、

「昔の農家の名残では?」と思われがちですが、

実は今、多くの建築家が土間を再評価しています。


内でも外でもない“あわい”の空間

私たちの住宅設計では、

土間を「外部空間の延長」でも「玄関ホール」でもなく、

**暮らしの自由度を広げる“にじむ空間”**として活用しています。

  1. 自転車やベビーカーを気軽に置ける
  2. 屋外作業の前室としても機能
  3. ペットや観葉植物との暮らしにも相性が良い
  4. 土足OKのセカンドリビング的な使い方も可能

暮らしの中に“グレーゾーン”をつくることで、生活は柔らかくなります。


土間が“人をつなぐ”建築になる

地域に開かれた家をつくるとき、

土間は内と外、家族と来客をつなぐ緩衝帯にもなります。

  1. ちょっと腰かけられる土間
  2. イベント時には土間から庭へつながる動線
  3. コミュニティに開かれた土間空間をもつ住宅

こうした設計は、まちと暮らしの境界を溶かしていくのです。


店舗でも“土間的な発想”は有効

店舗デザインでも、

土間的な空間は滞在・待機・一時置きといった機能で生きてきます。

  1. コンクリート床で“作業感”や“素材感”を演出
  2. 靴を脱がずに入れるカジュアルな空間づくり
  3. デッキや軒下と一体化した半屋外的ゾーン

“土間”は、時代を超えて柔軟で有機的な空間なのです。

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