“奥行き”がある空間はなぜ落ち着くのか?」——建築と心理の密接な関係
人は“奥行き”に安心を感じる
建築空間における「奥行き」は、
単なる寸法の話ではありません。
視線が抜ける、陰影が重なる、
手前と奥で空間に時間のような広がりが生まれる。
それが、心に「落ち着き」や「余白」を与えてくれるのです。
建築の“奥行き”とはなにか?
私たちの住宅設計では、
空間のサイズよりも、奥行きの設計を重視しています。
入り口から中庭まで視線が届く「貫通感」
畳スペースや土間が“間”として働くことでできる空気の重なり
開口部越しに見える植栽や背景の構成
そうした工夫により、コンパクトな家でも広がりを感じる設計が可能です。
奥行きがまちをつくることもある
また、店舗デザインにおいても、
奥へと続く空間の構成が「入ってみたい」「歩きたくなる」といった
まちとの関係性を生み出します。
まちに対して閉じるのではなく、
やさしく奥行きで迎えるファサードは、風景に深みを与えます。
奥行きとは、心の“逃げ場”
ただ機能的に設ける空間ではなく、
「奥にある空白」があることで、
人は息をつき、建築の中で自分のリズムを取り戻せるのです。
私たちはこれからも、
寸法を超えた“奥行きのある空間”を探求していきます。
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