住まいの余白”が心地よさを生
心地よさは、つくり込むだけでは生まれない
私たちは「建築の完成度」を追求しがちですが、
実は**“余白”にこそ心地よさの本質**が宿っています。
住まいの設計でも、すべてを埋め尽くすのではなく、
ちょっとした抜けや隙間を残すことで、
暮らしがより自由に、ゆたかに感じられるのです。
余白は、住まいを育てる舞台
住宅設計では、
余白を意図的に設けることで、住む人が自分らしさを加えられる場をつくります。
- 使い方が決まっていない土間の一角
- 家具を置き換えながら育つフリースペース
- 季節ごとに表情を変える窓辺の余白
これらの余白が、住まいに**“伸びしろ”**をもたらします。
まちに対する余白も大切に
建物だけでなく、
その外側にもまちに開かれた余白が求められます。
玄関前の軒下、通りに面した植栽スペース、
ちょっとした腰掛けが置けるポーチの広がり。
そうした空間のゆとりが、まちを歩く人の心をほぐし、
街並みにやさしさを生み出します。
余白があるから、建築は生き生きする
空間に余白があると、
暮らしのリズムに合わせて住まいが呼吸するように変化します。
私たちはこれからも、
「住まいの余白」が生み出す心地よさを信じ、
建築を提案し続けていきます。



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