建物の“間”が、まちをやさしくする
建物と建物の“あいだ”にある、やさしさ
建築というと「建物そのもの」に目が向きがちですが、
実はその**“あいだ”にある空間**が、まちの雰囲気を大きく左右しています。
- 建物と道路のあいだにある植栽のスペース
- 隣家との境に設けた通り土間やピロティ
- 敷地に対して建物を引いて生まれる余白
そうした**“間”のデザイン**が、
街の風通しや人の居場所をつくっているのです。
にじみ出る建築が、まちをつなぐ
私たちは住宅設計を行う際、
建物をただ建てるのではなく、街ににじむように存在させることを意識しています。
- 門から玄関までのゆるやかなアプローチ
- 敷地の端に設けた細い通り土間
- 室内からも、外からも見える中庭
こうした空間の“間”が、建築をやさしくし、
まちに開かれた表情をつくります。
隙間はネガティブじゃない。関係性の始まり。
建築における“間”は、
単なる余白やデッドスペースではなく、人と人、街と住まいの関係を生む場所です。
それは立ち止まって話ができる場所であり、
風が抜ける通り道であり、光が落ちる隙間でもあります。
間をデザインするということ
「何を建てるか」ではなく、
「どこを建てないか」を選ぶこと。
その選択が、まちにやさしいリズムをつくっていきます。
これからの都市や住宅には、
“建てない設計”という建築的視点がますます大切になるのかもしれません。
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