道沿いの建築は、まちの立ち姿を決めてい
通りに面した建築が、街の印象を左右する
街を歩いていると、そこにどんな建物が並んでいるかによって、
その街の“らしさ”や“雰囲気”が大きく変わることに気づきます。
それは、特別な施設や景観だけではなく、
道沿いに立つ建物のファサードや構えそのものが、
まちの「立ち姿」を形づくっているからです。
通りとの関係性をどう設計するか
私たちが設計する住宅や店舗でも、
通りとの接点はとても重要なテーマです。
- ファサードの高さや素材
- 道との間合い(セットバックやアプローチ)
- 窓の位置や光のもれ方
こうした細部の設計が、通りの印象をつくる建築のマナーになります。
住宅設計でも、
店舗デザインでも、
私たちは建物の“顔”がまちとどう関係を結ぶかを丁寧に考えています。
建築単体ではなく、まちの一部として
まちを歩く人にとって、建物は「背景」ではなく、
ときに「風景そのもの」になります。
だからこそ、道に向き合う建築のデザインは、まちへの礼儀であり、提案でもあります。
都市部でも地方でも、
道に沿っていい建築が立ち並ぶだけで、
その街は自然と歩きたくなる場所へと変わります。



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